国の児童虐待相談LINEの何が問題なのか
「せっかく設置した児童虐待相談LINE、その実態は?」
児童虐待の件数が増加する中、国が提供するSNS相談窓口には問題があるようです。勇気を出してLINEで相談しても、長時間待たされた挙句「今から60分大丈夫?」なんて通知が届く。非同期で便利なはずのLINEで、なぜこんなことが起きるのでしょうか?電話相談とLINEの違いを理解せずに設計された仕組みの課題と、効果的な運用方法について考察します。
児童虐待件数は史上最高値を記録しています。
そんな中、国も児童虐待相談ダイヤルと、SNS相談の窓口を設置しています。
しかし、せっかく設置したこのSNS相談窓口が、かなり微妙なものになってしまっています。
実際使ってみたのですが、こんな流れです。
まず、こども家庭庁のSNS相談WEBサイトに行きます。
この「友達を追加はこちら」からLINEの友達追加をします。
そして、LINEから相談ボタンを押すのですが、
早速居住地選択がちょっと煩雑です。
まあでも頑張って地区を選ぶと、
こんな画面になるのですが、「待ち人数は8人」と出るわけです。
すぐに相談できない。
で、2時間近く待ったのですが、順番が回ってきません。
ようやく2時間5分経って返信が来ました。
なんと「今から60分大丈夫です」との返信。
え、LINEって、非同期で相談できるから、手の空いている時にコミュニケーションできて便利なんじゃないんでしたっけ。1時間LINEに張り付いてないといけないって、かなり微妙なのでは。
せっかく勇気を出して相談してみてこれでは、「普通に生活している人」は相談を諦めてしまいます。
【なぜこういうことが起きるのか】
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