愛・感謝・楽しむ: 2023-2024年の旅路
まず、年末の #体験格差をなくそう ふるさと納税クラファンにご協力頂いたみなさん、ありがとうございました。終了3分前に達成というドラマでした。
みなさんから頂いたご寄付を、体験格差を解消するプラットフォームづくりに充て、全国のこどもたちに体験と想い出を提供していきたいと思います。
そして能登半島地震で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
年始からの災害等あり、今年は例年に比べ簡素にまとめます。
【23年のお仕事ハイライト】
フローレンスのミッションは、
「事業をつくり、しくみを変え、文化を生み出し、
ともに「新しいあたりまえ」を未来に手渡そう」です。
(1)では、2週間に1度起きている「赤ちゃん遺棄」の主要因の1つ。
経済的な理由で病院にアクセスできない問題を解決するため、フローレンスがお金を負担し、病院に無料でアクセス・出産できる、という事業を立ち上げました。
(2)はまさに「しくみを変え」でして、詳しくは別記事で解説しています。
中でも「こども誰でも通園」制度は、保育園のありようそのものを変える一歩だと思います。
(3)は体験をなかなか得られない家庭向けに体験を提供したキャンペーンだったのですが、「体験の貧困」「体験格差」という概念そのものを世の中に知ってもらうことも目的としていました。
NPO用語的に言うと「イシューレイジング」と言いまして、言葉を流通さえることで、新しい認識を生み出す、というもの新たな認識が生み出されると、その解決に向かってみんなの意識が向かっていく。
つまり新しい価値観と文化が生み出される、ということです。
【23年のプライベートのハイライト】
(1)はあまり言ってなかったのですが、佐俣アンリさんが自分が鬱だったことをカミングアウトされていて、それが多くの人々を勇気づけていたので自分も。
3年ほど前から、鬱ではないが、いわゆる「中年の危機」(ミッドライフ・クライシス)で、情熱とやる気が急激に減退。リーダーとして社員にそれを見せられず、1人で苦しみました。
それにコロナ禍とそれに伴う経営危機が重なり、メンタルが最悪に。
その中でも(2)(3)を乗り越えなくてはならず、正直キツかったです。
【24年お仕事でしたいこと】
23年末に頂いたふるさと納税で、(1)を行います。
(2)は我々が2年間やってきて成果を出している「デジタル・ソーシャルワーク」にAIを組み合わせ、24時間365日、より重たい相談に人間がトリアージュして介入する仕組みを実現していきます。
(3)は、病児保育など保育の印象が強いフローレンスを、こどもたちと未来世代のためになんでもやる、「こどもたちのために、日本を変える」フローレンスへとブランドリニューアルします。
【24年プライベートでしたいこと】
今後、超ソロ高齢社会になります。そこで大事なのは、「つながり」と「健康」。
つながりに関しては家族以外の他人と共に住む「集住」を促進。寿命が延びても健康寿命を伸ばさなければ介護人口が増えるだけなので、健康を国家的に推進する必要が。
そのヒントとなるよう、ミクロ的に自分の人生で実験・実践。「つながり」に関しては、おとなルームシェアがそれ。
また、心の健康を保つための瞑想やジャーナリングを継続していきたいと思います。
妻の選挙はあるかどうかまだ分からないけれど、あったら全力でサポート。
息子の受験は必ずあるので全力でサポート。
今年は重なって辛かったけど、もはやノウハウは掴んだ。次こそ楽しみます。
今年、カウンセラーの先生に言われたのが「駒さんは古い燃料で走るスポーツカーみたい。新しい燃料で走るスポーツカーになったら?」という言葉でした。
古い燃料というのは、20代の起業していた頃の「不安や焦りと「べき」」のモチベーション。一歩間違えると死ぬから、やるべきことをとにかくやる、という動機。
もう起業時ではないのにも関わらず、ずっとそういう動機で走っていました。その動機で成果を出していたから、なおさらアップデートできない。
新しい燃料というのは「したい、やりたい、楽しいからやる」というモチベーション。仕事というのは辛く苦しいものだよね、というのがデフォルトだったけど、「楽しむとしたら」と考えてみたらどうか。楽しんでなお成果を出せるならば、その方が良いじゃないか、と。
コップに半分しか水を溜められないことを反省するのではなく、半分も溜まっていることに感謝し、それを共にやってくれた仲間を愛し、水を溜めることを楽しむ。
そんな風に、自分自身の働き方を変えていくのが、僕の新たな「働き方革命」なのかもしれません。
ハッピーニューイヤー。