「こどもの里」に学ぶ「こどもまるごと支援」
日本を代表する労働者の街、釜ヶ崎。
映画化もされた「こどもの里」に訪問。
「こどもの里」は、1階は地域の子どもたちの遊び場、2階は図書室や緊急一時避難・保護の部屋、3階がファミリーホーム(里親拡大版)で、生活をする場所と、いろんな要素が入り込んだ形になっている。
登録している子どもたちは100人ほどということで、この日も遠足に行っていたが、キャンプや美術館等、いろんな体験を提供している。
「地域包摂こども支援センター」を謳っているが、まさに!という活動実践を行なわれている。
すごいな、というか、うちもできないかな、と思ったのが(制度使わない)「緊急一時保護」と「こども夜回り」。
制度に乗ったショートステイは各自治体にあるけれど、事前手続き等で使いづらい。「今日すいません、お願いします」みたいなニーズに応えてられるインフラが必要。
うちの病児シッターたちの中で、緊急ニーズに応えられるスタッフを募って、「おうち緊急ショートステイ」ができないかなーとか。
また、「こども夜まわり」は、ホームレス襲撃事件を発端に、こどもたちにホームレスのおじさんたちとの接点と理解の機会をつくろうとして始まったもの。こどもたちがおにぎりを握って、生活物資と共におじさんを回る。
クリエイティビティがすごい。
うちも、ホームレス支援団体さんと組んで、こども達が夜まわりすることで、ホームレス状態にある人たちへの共感と理解を育むプログラムができないかな、とか妄想したり。
いろんなインスパイアをくれた40年の実践に、ただただリスペクト。
認定NPO法人・地域包摂こども支援センター「こどもの里」に関する記事(NHK福祉情報サイト ハートネットより)