離婚後共同親権が子どもの為だなんて嘘な件
今後、控訴して判決が変わる可能性はありますが、
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娘が産まれてすぐ別居している
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家庭裁判所が子どもにとって会うのは好ましくないと判断している
というケースであるにも関わらず、父親に手術の同意を得なかったのは違法であると判断されました。
何故か?
「手術時は離婚前であり、父親に親権があったから」です。
手術後に離婚が確定しています。
重要事項とは、住む場所を指定する権利・財産や契約の管理権・子どもの婚姻などの同意権・しつけをする権利・職業許可権・治療や進学などの教育方針などのことで、婚姻中夫婦で合意形成をしながら決めていきます。
現在の法律では離婚後単独親権ですが、離婚後共同親権になると、DV、モラハラ、虐待などで家庭裁判所から面会禁止が出ている別居親であっても、共同親権がある以上、別居親に合意を得なくてはいけないということを、この判決は示しています。
価値観の違いで別れたのに?
子どもが危険だと思って/子どもの為を思って、離婚したのに?
もう、これ以上の言い争いを避けたかったのに?
あろうことか離婚後共同親権の場合、様々な理由で離婚しても、子どもの重要事項の決定をめぐって話し合いを強制されます。
それは、つまり、
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子どもにとって危険な片親の支配から逃れられない仕組みを作ってしまう
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対立する両親間で子どもの板挟みが続くことを助長させてしまう
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親権行使が必要な度に、裁判所で調整することになり、結論までに時間を要してしまう
ことを意味しています。
全く子どものためにならないのが簡単に分かりそうなものですが、今の日本は、子どもの権利がとても弱いのです。
共同親権がヤバイ理由は、こういうことなのです。
この制度が施行されることで、多くの子どもたちが苦しむことになるのは、想像に難くありません。
~パブリックコメントのお願い~
このままだと、共同親権が更なる議論もされないまま、導入されていってしまいます。
多くの子どもたちが苦しむ未来を生みだすことになります。
法務省はひろく意見を募った上で決めていくとしており、こちらから、自分の意見を伝えることができます!
共同親権について感じることや、ご自分の実体験など、自由に書いて政府に伝えることができます!
皆さんの一人ひとりの声が、社会や制度を変えていきます!
是非、一緒に声を上げていきましょう!