「レンタルできるおっさん」を人事担当役員に迎えたわけ
5月からフローレンスは、人事担当に、荻野潔さんという元ユニ・チャーム人事部長、ファーファ・ジャパン取締役の方を迎えました。
対人支援を生業とするフローレンスでは、人とチームワークが財産です。人がいなければ、保育も、ソーシャルワークも、緊急支援もできません。チームワークが欠落していたら、社会課題の解決なんて机上の空論です。
一方で、約650人と、組織規模が拡大していく中で、人材の多様性は増し、業務の複雑性が増し、チームワークが取りづらくなってきました。すぐに部署ごとのサイロ化が起き、情報が流通せず、メッセージが歪んで伝わったり、セクショナリズムに侵されてしまったりするように。
そこで、大きな組織をマネジメントした経験のある荻野さんにお越し頂き、大きくなっても人を大切にし続け、優れたチームワークを発揮し続けるフローレンスであり続けられるよう、改革を進めていこうと思ったのでした。
さて、この荻野さんですが、元大企業出身のベテランビジネスマンというだけでなく、「おっさんレンタル」で活躍するおっさんなのです。
おっさんレンタルとは何か、というと、おっさんを1時間1000円で借りられるサービスです。
荻野さんは、そこでの人気おっさんでした。
荻野さんは取締役退任後、翌日にスポーツジムに入会し、ゴルフ、観劇、バンド活動と趣味を満喫。充実した「定年後」だったはずが、何かが足りないぞ、と。
「緊張感がない。人のお役に立ってる気がしない」ということで、「おっさんレンタル」に登録。
これまで、全く赤の他人の手術の付添や不倫・就活の相談、お笑い芸人の観客と、幅広い業務をこなしてきました。
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その話を聞いて、びっくりしたんですね。めっちゃ楽しそうなんです。
老後って、どうしても寂しいとか孤独とか、そういうイメージが自分の中でもありました。
でもこんなに楽しいんだ。いや、楽しくできるんだ、と感動したんです。
自分の老後にも希望を持てるようになりました。よし俺も30年後に立派なレンタルおっさんになるぞw、と。
そんな、僕に希望を与えてくれた荻野さん。彼とともに素晴らしい組織を創っていきたいと思います!
追記
フローレンスでは、共に働く仲間を募集しています。荻野さんのような多様なバックグラウンドを持つ仲間たちとともに、社会課題の解決をしていきます。色んな人達にアクセスしてもらいたいです!多様性は力なり。
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