休眠預金の指定活用団体の決定につきまして
こんにちは、駒崎です。
ひとり親の貧困問題に2008年から関わり、「どうやったら、政府がなかなかお金を出さない領域で苦しむ人たちを助けられるだろう」と考え続けてきました。
2009年に韓国のNPOの人に「我が国に、休眠預金を使ったマイクロファイナンスの仕組みがあるよ」と教えてもらい、イギリスにも同じような形があるということなど調査、研究を重ね、翌年日本政府に「休眠預金を活用した、社会問題解決」を提案しました。
毎年1000億発生する休眠預金を、預金者の権利は担保しつつ、その一部の永久休眠する部分を、政府ができていない社会福祉に回す。そんなアイデアでした。
超党派でコンセンサスを得ながら、議連が結成。何度も国会に法案提出され、何度も流れ。
ようやく、2016年、休眠預金活用推進法が成立。
その後、休眠預金分配の司令塔となる指定活用団体の公募があり、僕は評議員というアドバイザー的な立場で、新しくつくられた「みらい財団」を応援することに。
さわやか福祉財団の堀田力さん、村木厚子 元厚労事務次官、三木谷社長、田原総一朗さん、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏、オリンピアンの有森裕子さん、ソフィアバンクの藤沢久美さん等など、錚々たる方々が理事や評議員で名前を連ねてくださいました。
そして先日1月11日、休眠預金活用の指定結果が出ました。
https://www5.cao.go.jp/kyumin…/katsuyou/katsuyou_index.html…
結果は、経団連が作った団体(日本公益活動連携機構)が指定されることになりました。
みらい財団からの発表
http://kyumin.jp/media/pickup/index.html#md155
「みらい財団」が選ばれなかったことは残念でもありますが、これからもこのお金がソーシャルセクターで意味のある使われ方をしていくことを、応援していきたいと思います。
重ねて、これまで応援してくださった全ての人々に、深く御礼申し上げたいと思います。
そして引き続き、社会課題の解決ができる仕掛けを、これからも社会にどんどん提起していきたいので、みなさん、引き続きよろしくお願いいたします。
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