練馬区初!障害児保育園ヘレン中村橋、開園式やりました!
先日、障害児保育園ヘレン6園目となる、ヘレン中村橋の開園式をやりました。
この中村橋園の開園までに至ったのは、練馬区職員の方々のたぐいまれな情熱があったからこそ、でした。
自治体って本当に職員のモチベーションもピンキリで、やる気ないところは本当にやる気ないのですが、練馬区は違いました。
ヘレンに2度も視察に来てくれ、「これだ」と感じ、政策化していってくれたわけです。
【地元企業も大活躍】
しかし、医ケアの預かりは人手がかかるため、普通にやったら赤字です。そんな状況も理解してくれ、区民センターの空きスペースも用意してくれたのでした。
とはいえ、貸して頂く区民センターは建物の制約条件が多々あり、設計、施工と難航続き。しかし、練馬区に軸を置く建設会社「河端建設」さん&設計事務所の森田中山設計事務所さんの黄金タッグが足繁く現場に通い詰めてくださり、数々の難所を乗り越え、期日通りに竣工しました!!
でも、送迎車が無い。福祉車両ってすごい高いし、どうしよう!と頭を抱えていたところ、練馬駅直結のところにも店舗を持っていらっしゃる、西友さんが今回も送迎車をご寄付頂いたのでした。
地元練馬の企業が汗と涙が床板に染み込んだ施設と言って良いでしょう。
【開園費用】
普通の認可保育園をつくる時は国から補助が出ますが、障害児保育園をつくっても補助は出ません。そのため数千万円の改修費用はいつも頭の痛い問題です。
こうした状況に、福武教育文化財団の福武純子さんがかつて亡くなられる前に我々にご寄付下さった資金の一部を使わせて頂きました。
車椅子の福武さんの優しい眼差しを思い出すと、今でも万感胸に迫る思いを感じます。
また、匿名で多くのご寄付を頂いた個人の方もいらっしゃいました。お名前は出せませんが、心から感謝しております。
【開園へ】
さらに開園式。区長や区議会議員等、VIPな方々がたくさんいらっしゃるイベントで、準備もめっちゃ大変でした。
その前日。普通だったらヘレンスタッフが駆けずり回って全部やるところを、練馬区の係長の方が夜遅くまでヘレンチームとともに垂れ幕つけたりパネルをセットしたり、頑張ってくださったのです。
まさに、NPOと行政と企業と個人たちが力を合わせてこの世に生み出した施設が、ヘレン中村橋と言えるでしょう。
それはさながら、大聖堂を構成する一つ一つのレンガを、色んな人たちが一個ずつ積んでいったようなものです。
ヘレン中村橋が、医療的ケア児家庭を真に照らす存在にならんことを。
関わってくださった全ての方々に、深く感謝を申し上げます。