【悲報】部下が退職した後にすごいWEBサービスを始めてしまった件について
元部下に「ひろたん」っていう、可愛いニックネームなんだけど、超いかつい奴がいるんですよ。
元起業家なんですけど、すごい仕事ができる男で、「ズッ友だお」って言ってたんですよ。
なのに、辞めちまったんですよ。ムカっ。
しかも、辞めた後に、ある日すごいサービス始めてたことに気づいたんです。
これですよ。
LobiLobi
一見、署名サイトの“change.org”っぽいな、と思ってみたら、あらびっくり。
賛成したら署名されるんじゃなくて、その自治体の議員にメールやFAXが送られるっていうじゃないですか。
こ、これはダイレクト。ダイレクト過ぎる。
地元の自治体で、なんか違うよね、って思うことがあっても、市議会議員にメールとか打ちにくいじゃないですか。そもそも誰が議員なのかも知らないし。Faxなんて持ってさえないし。
そうやって街の困りごとは誰にも伝えられず、困りごとのまま残り続けていく訳です。
でもこのサービスは、議員に声を届けることを代行してくれると。
市議からしてみたら、びっくりですよね。市民から要望来ちゃう訳ですから。動かなきゃ、ってなる訳です。
こうやって名前も表示されているので、市議がスルーすると「ああ、無視されたな」と市民に丸分かりになる訳です。
議員からすると、スルーしづらい。
change.orgも市民の声を可視化する素晴らしいツールだと思いますが、このLobiLobiはよりダイレクトに市民の声を届ける、というと綺麗過ぎで、乱れ打ちにぶつけていく、みたいなツールです。
正直、ある世代以上の地方議員さんって、SNSとか見てないですからね。Twitterで炎上していようが、単に気づかない。でも、FAX来たら、ようやく気づくわけです。たくさん来たら、これは問題だ!となるわけです。
彼は一体誰を見て、こんなエゲツない、いや秀逸なアイデアを思いついたのでしょうか。
最近、politics(政治) と Technology(技術)を組み合わせた、Politech(ポリテック)という領域が、フィンテック(金融×テクノロジー)やエドテック(教育×テクノロジー)みたいに、生まれつつあると聞いていてホンマかいな、と思っていましたが、あるじゃん、ここに。
これこそ、市民のための地上戦ポリテックです。全然スマートじゃないけれども、でもダイレクトに声はぶつけられる。すごい。
今回は「武蔵野市のオムツ持ち帰り問題」だけど、他にも日本中の課題に対して、応用していける可能性を秘めているのでは・・・と。
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しかし、ひろたんよ、なぜフローレンスでこれをリリースしてくれなかった?さみしいよ、僕は。
いや待てよ。でも部下から、「政治家に自動でバンバンメールとかFAXとか送って、要望届けまくるWEBサービスとかって、どうですかね?」って提案来たら、どうだったろうか。
おそらく「あのさぁ、フローレンスと、何の関係があるのかな?考え直してこようよ」ってソッコー却下してたよな、と容易に想像できる。というか絶対そうした。ので、まあ、良かった・・・かも・・・。でも悔しい!
そんなわけで、「オムツお持ち帰り」という奇習はいい加減辞めてほしいと思う方、ポリテックに興味のある方、このサービスが成功して僕にほえ面をかかせたいという方、単に面白そう、と思う方。
ぜひ試してみてください。
まだβ版みたいですが、もしかしたら日本の政治のあり方をひっくり返すかもしれません。
でも、ぜ、全然応援してないんだからなっ・・・!
LobiLobi