6日後に迫る!保育ソーシャルワーク研修会に来よう!
「保育園を、親子の新たなセーフティーネットに変えよう」
最近、僕は本気でそう思っています。
保育業界は、「単に子どもを預かる場所」と、世間からは思われています。
保育業界自身は、「いや、子どもの非認知能力を伸ばす、幼児教育の場だ」と考えています。
もちろん、幼児教育の場であるのですが、しかしどんなに質の高い保育(養護+教育)を子どもにしても、その子が帰る家庭が課題を抱え、日々ネグレクトされていたら、その「保育の質」に意味はあるでしょうか。
正直僕は、保育の質を声高に主張する、幼児教育アカデミアや保育左派の方々に、違和感を感じ続けていました。
園庭がないとダメ。保育の質が低い、とか典型。
いや、そこじゃないでしょ。マルトリートメントや、虐待ハイリスク家庭、貧困世帯など、ケアが必要な家庭と親子はいっぱいいるわけで。そっちのケアの方が先でしょう、と。
子ども「だけ」をみるんじゃなくて、親も含めた子どもを取り巻く環境を、支援しましょうよ。それが今の日本に必要とされる「保育の質」なんじゃないか。
そんな風に思い、保育園におけるソーシャルワークを「保育ソーシャルワーク」と概念化し(実際はすでに実践者も多々いらっしゃいます)、保育所を幼児教育の場であると同時に、新たなセーフティネットとして機能させる、という構想を考えています。
特に小規模保育は、少人数で手厚い関わりができるので、ソーシャルワークにもってこいです。大規模園のようにガサッと待機児童解消はできませんが、よりケアが必要な家庭に伴走できます。
全国小規模保育協議会は、この保育園ソーシャルワークによる「保育園セーフティネット計画」を、研修から始めて、地道に実践していきたいと思います。
この志に賛同する保育者の方、まず研修に来てください!!
---下記ご案内---
協議会では5カ年計画に基づき、「親子に寄り添える小規模保育」を目指し、課題を抱える親子のソーシャルワークを行っていくモデルづくりに挑戦します。
研修会を通じて皆さんと理解を深め、園運営に活かすためにどうしたらいいかともに考え、行動をおこす機会になればと思います。
詳細をご確認の上、文中のフォームよりお申し込みをお待ちしております。
「保育ソーシャルワーク研修会
~保育ソーシャルワークがなぜ必要なのか~」
【日時】2017年10月29日(日)13:00~16:00
【場所】認定NPO法人フローレンス 飯田橋本部
https://buff.ly/2h0RZdv
【定員】60名(一法人3人まで)
【参加費】会員 2,000円 / 会員以外 4,000円
※お支払いは、当日受付にてお願い致します
【お申し込み】https://goo.gl/G5rG9w
※専用のGoogleフォームよりお受けしております
【内容】
1.はじめに
理事長 駒崎より 「 保育ソーシャルワークに向けて 」
2.基調講演
日本福祉大学 渡辺顕一郎先生 ( 質疑応答含め60分程度 )
https://buff.ly/2h0RbVS
3.事例発表
発表・渡辺先生からの総評
4.グループワーク
- グループワーク
- グループごとの発表
- 渡辺先生からの総評
5.締めの言葉