駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
小規模認可保育所が初年度で1600箇所に!
本日の内閣府子ども子育て会議で、2015年4月時点の統計が出たところ、驚きの事実が。
今年から始まった小規模認可保育所が、なんと全国に1600カ所にも広がったという事実が!
2010年4月に「おうち保育園しののめ」が立ち上がり、そこから自治体事業として小規模保育が採用されていき、当時内閣府待機児童対策匿名チームリーダーだった村木厚子さんに、子ども子育て新システム法案に小規模保育を書き込んでいただき、その後子ども子育て新制度において「小規模認可保育所」という制度が生まれ、この4月から発進したわけです。
その初年度。4月になんと、1655園。認可保育所は70年近くかけて2万4000カ所なので、初年度から全認可園に対し約7%もの園が生まれたのは、特筆に値するのではないでしょうか。
それもこれも、この制度に尽力してくださった、政治家( 高木美智代さんや田村憲久さんや古屋 範子さんや森 まさこ さんや 泉 ケンタ さんや松井孝治さん等々 )や官僚( 村木厚子現厚労事務次官や長田浩志前参事官や竹林少子化対策室長や橋本前保育課長や今里讓元保育課長他多数 )の皆さんのお陰です。我々、現場で小規模保育を行う全国小規模保育協議会の提案を、8割がた飲んでくれたのも、なかなかに大変だったと思います。
しかし、このまま「すごい広がったじゃん!!」と喜んでいるだけではいけません。
広がるのは、そしてそれが待機児童をバシバシ解消していくのは良いことなんですが、質も重要です。
小規模保育が大規模認可園とはまた違った良さを発揮し、より手厚い保育を実現し、そのことによって子どもたちがとっても笑顔になり、保護者の方々も嬉しい、そんな環境を創っていかねばなりません。
そのためには、交流、研修、情報発信、政策提言と同時並行的に頑張ってやっていかないといけません。
全国小規模保育協議会の役割も、さらに重要になってこようかと思います。
え、小規模認可保育所やっているのに、協議会に入ってない!?
それはダメでしょう。ともに切磋琢磨して保育の質を上げ、良質な保育をあまねく日本に広げていきましょう!
✳︎全国小規模保育協議会