駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
「障害児の在宅で安価に長時間保育」事業を始めようかと思っているのですが、「こういのがあったら利用したいな」と思う親御さんの声を聞かせて下さい
先月、障害児保育園ヘレンを開園したフローレンスですが、やり始めてみて分かったことがあります。
重心児や医療ケアのある子ども達を、長時間母子分離で預けられるところが、本当にないんだな、ということです。
できればヘレンを幾つも作っていきたいのですが、許認可や費用の関係で、矢継ぎ早に複数開園していくことは、現段階では難しい状態です。
そこで、「障害児のお家にヘルパー兼保育者を派遣し、そこで8時間×週5を上限に保育を行う」という事業を始めたらどうだろう、と考えました。昼間は通常保育はもちろんのこと、お散歩をしたり、近所の療育施設等に行ったりします。
1人の保育者が働けるのは、8時間が限界なので、お預かり時間は上限8時間となります。よって、親御さんの働き方としては、完全にフルタイムだと利用は難しいと思いますが、時短やパート、フリーランスで働かれている親御さんのご家庭が対象になろうかと思います。
補助等うまく組み合わせ、利用料金は認可保育所と同じくらいを考えています。
きっと喜ばれる障害児保育サービスになろうかな、と思いますが、なにせ前例のない、初めての事業になるので、当事者の皆さんの忌憚のないお声が聞きたいな、と思っております。それによって、本当に始めるかどうか、やるとしたらどういう内容にしていこう、等決めていけたらと思っております。
このヒアリングですが、対面or電話orメール等、ご都合の良い方法でお願いできれば、と思っております。
下記の「パイロット事業案」をご覧になられて、「あったら利用してみたいな」と感じ、ヒアリングに協力しても良いよ、という方は、僕にコメントorメッセージ、メール等下さいませ。
(メールアドレスは、ebisu[at]florence.or.jp です)
皆さんの声によって、これから本当に始めるかどうかも、事業の形も変わってきますので、ぜひ宜しくお願い致します!
——
☆パイロット事業概要(まだ案ですので、これから変わる可能性有)
・利用対象:慢性疾患児、重心児・医療ケア児、その他保育所には入りづらい障害のある子ども
(ただし医ケア児で呼吸器・気管切開のお子さんは難しそうです。胃瘻や経鼻経管栄養等は可)
・対象年齢:0〜5歳(未就学児)
・保育時間:8時〜18時30分の間で、最大8時間
・利用頻度:週2回〜5回
・保育内容:通常の保育に加え、屋外への散歩や、連携保育所等での交流保育。療育施設への送迎等も予定。
・保育場所:ご自宅及び、近隣の療育施設や連携園にて交流保育
・保育料:認可保育所と同額(所得に応じた額)
・保育者:ヘルパー経験者や、通所事業での障害児支援経験のある人、もしくは保育士等。フローレンスの看護師のマネジメント下で保育にあたります
・エリア:東京23区のうちの一部(前向きな行政と一緒にやっていこうと計画中)
・保護者の利用条件:保護者が働いている、これから働きたいと思っている、親の介護や看護をしている、大学院等に通っている、保護者自身が病気だ、等々
・定員:最初は5人くらいに限定して始めていこうと思います
※ヒアリング対象は、上記の障害のある子どもを養育されていらっしゃる保護者の方(できれば首都圏在住)を希望しています
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