駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
待機児童問題解決の奥の手「小規模保育」を全国に広める「白書」を世に出す、クラウドファンディングにご協力下さい!
人生初のクラウドファンディングです。力を貸して頂けると嬉しいです。
実は「小規模保育白書」という出版物を出そうと思っています。
多くの人に小規模保育を知ってもらい、そして小規模保育の理念を正しく理解し、素晴らしい園を開いてもらおうと。
この小規模保育、待機児童問題解決の奥の手と言われています。なぜかというと、既存の認可保育所はこどもの定員数が20人以上、つまりかなり大規模でないと認可されません。しかし待機児童が集中する都心部は、大規模な園を造る空き地や物件が不足しているのです。
この小規模保育は、定員が19人以下、6人以上。平均12人という超少人数。それゆえ、一軒家や空き家、マンション等でも開園できます。都市部には、空き地はないけど、空き家はたくさんあります。そうすると、待機児童集中エリアに、ピンポイントで開園していき、待機児童問題を解決していけるのです。
小規模保育の良い所は、こうした機動性だけではありません。1人の保育者で3人の子ども達をみる手厚さ。人員配置は、既存の認可保育所以上です。ゆえに一人一人の子どもに合った、温かい保育を行うことが可能になるのです。
こうした小規模保育がどんどん広がれば、「待機児童」を死語にできる。本当に。
が、しかし。
この小規模保育、生まれてから4年くらいしか経っていないので、全然知られていません。
知られてないだけなら良いですが「どこでもできる、お手軽保育」なんていう誤解もあります。
預ける親御さん達も「小規模保育?何それ」だと、せっかく小規模保育所が近くにできても、利用されずじまいでしょう。
こんな状態では、待機児童問題解決の奥の手も、うまく機能しないまま、少子化と人口減少が加速されていってしまいます。
そんな状態を打破するために、ちゃんと小規模保育の理念から、背景から、詳しい情報を一冊にまとめたものを出していきたい、と思います。これを読んで、小規模保育やろう!という心あるNPOや事業者が増えていくことが、待機児童問題解決へと繋がっていくんだと思います。
今はまだ少ない小規模保育事業者と共に、一昨年に「全国小規模保育協議会」というものを立ち上げました。
まだまだ生まれたばかりで、まともな運営資金もありません。
本を出したくても、元手がありません。
そこで、皆さんから少しずつ応援して頂き、日本初の小規模保育白書を世に出したいと思います。
「オラに力を貸してくれ!」そして待機児童問題を、過去のものとしていきましょう。
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