駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
障害児保育園ヘレンの第一回説明会を開催しました
太宰治も住んでいた文化の街、荻窪で初めての説明会を行いました。
普段は明るいヘレンスタッフも緊張ぎみでスタートし、どうなることかと思いましたが、結果的には理念や仕組みをしっかりと伝えられたと思います。
「医療ケアの必要な子を積極的に受け入れてくれる保育施設が、他にはない」
「他に受け入れてくれるところがなく、1日で良いから預けたい」
「説明会を聞いて、スタッフの方々も経験がある方ばかりのようなので、安心して子どもを預けられそうだな、と思いました」
「妻は、こどもの通院などを一手に引き受け、いっぱいいっぱいの生活をしている。もはや、働くことは縁遠くなり、自分が再び働けるなんてことは考えてもいなかった。」
などの声を頂きました。
こういう声を聞くと、ヘレンスタッフみな、やってやるぞと闘志が湧いてくるのでした。
今回の説明会に来て下さったのはほとんどが、医療ケアが必要であったり、重症心身障害児のご家庭でした。
ヘレンは重心児枠が5名、重心児以外の障害児枠が10名の、小規模園です。重心児以外の障害児で「保育園に断られてしまった」という方も対象となりますので、ふるってお問い合わせ下さい。
それにしても、嬉しかったのは周囲の助けです。杉並区の障害者施策課の方も総出でいらっしゃって下さいました。
杉並区では認可外保育施設の保育料を、認可並みに引き下げる助成を給付していますが、その助成対象施設に、我々も加えて下さろうと検討して下さっています。そうすることで、利用する方は、より安価に利用が可能になり、経済状況に関係なく、ヘレンを利用できるようになるでしょう。
西友さんの寄付、杉並区の諸々のサポート、NPOフローレンスの事業構築力、全てを掛け合わせて、日本初の障害児保育園を開園させていきたいと思います。
杉並区外の方も申し込めますので、周囲にお困りの方がいらっしゃったら、是非お伝え下さいませ。
なお、内装費が大幅に予算オーバーし、財政的に厳しいので、ご寄付も歓迎です!
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