駒崎 弘樹 公式ブログ 提言・解説・アイディア

NHK史上初。NHK中央放送番組審議会において、女性管理職の参加が認められました

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NHKは中央放送番組審議会という有識者会議を、会長や役員の方々臨席のもと、毎月開いています。
委員長は日本IBM相談役の北城恪太郎氏、委員にはオリンピックメダリストの有森裕子氏、雅楽師の東儀秀樹氏、著名医師の鎌田實氏等、錚々たる方々がいらっしゃいます。
僕もなぜか3年半ほど前から参加させて頂いており、唯一の30代としてNHKの番組についてあれこれ提言させて頂いております。
過去、Twitterとニュースの連動を提言したことがNewsWEB24で一部実現したりであるとか、ネットで番組配信をという提言が、NHK Worldのユーストリーム配信に繋がったり、クローズアップ現代のテーマに提言内容を取り上げて頂いたりしてきました。
そして先月、「中央放送番組審議会の出席NHK役員17人が全員男性なのは、如何なものか」と発言しました。「今すぐ役員を女性にすることはできないかも知れないが、女性管理職や若手世代が、こうした場で出てこなくては、女性の活躍等おぼつかない」と女性の審議会参加を提言しました。
すると、その場で籾井会長は「分かりました。次回から必ずやります」と仰って下さいました。
果たして、本日、(多分)NHK設立以来初めて、審議会に3人の女性管理職の方が参加されました。(制作局専任部長、 編成局展開戦略推進部長、アナウンス室専任部長)
人口のうちの半分は女性です。能力が性差に関係ないとすれば、メディアや公的機関の上層部の半数は女性であるはずです。
そしてテレビを見る人の半分が女性であるのに、意思決定者がほぼ男性では、良い番組も作れないでしょう。
NHKが変わることで、国民の大多数が見る番組の内容が変わり、そこで生まれる世論が変わり、日本が変わっていくと思います。
地味な一歩ですが、変化の小石を投げることができて嬉しいです。また、迅速に対応して下さった籾井会長を含めた役員の皆さんに、深く感謝です。
次の段階では、34歳の僕が最年少審議会委員というのは世代間バランスが取れていないので、20代の人に入ってもらうよう働きかけていきたいと思います。そして、LGBT等、性的マイノリティの方々、在日外国人の方々も委員に入って頂けるようにしたいです。
今後も草の根ロビイストとして頑張ります。渋谷スタジオパークからお送りしました。
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