駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
日本初!在宅病児保育現場への「巡回」システムがスタート!!
フローレンスの訪問型病児保育は、「こどもレスキュー隊員」と言われる保育者が、子どもの家においてマンツーマンで手厚い病児保育を行う仕組みです。子どもにとっては移動や初めての施設で保育される心理的・身体負担を軽減し、親にとっては送迎の負担をなくせる優れた仕組みです。
一方、手厚いマンツーマンの仕組みが特有に持つ危険性があります。例えば、保育者が脳卒中等急病になった際に、発見が遅れ、保育者と子どもの安全が脅かされてしまうことです。また、責任の重さは集団保育よりも個別保育が大きいため、保育者の心理的負担も大きくなります。
こうしたことを解決していくため、フローレンスでは、出動が無かったこどもレスキュー隊員が、出動中のこどもレスキュー隊員のもとを巡回する制度をスタートします。マンツーマンの保育形態を取る病児保育では、おそらく全国初の取組です。
更にこうした巡回制度は、人材育成に大きく寄与します。
すなわち、先輩こどもレスキュー隊員が、経験の浅いこどもレスキュー隊員のもとを巡回することで、現場に即した具体的なアドバイスをその場で与えることができるようになります。
また、他の保育者の病児保育を巡回によって見に行くことで、「ああ、こういう声がけの仕方があったんだ」「こんな遊びの展開の仕方を自分もできるようになりたい」等の学びを得られるようになります。
このような、人材育成的な効果も、当巡回制度には期待しています。
リスクマネジメント力を仕組みづくりで高め、かつ保育者の人材育成によって病児保育の質をもっともっと高めていきたいと思います。
利用会員の皆様におかれましては、ぜひご協力頂けましたら幸いです。
なお実際の保育者が交代する、というわけではなく、巡回ではあくまで指導やコミュニケーションが行われます。また巡回を希望されない場合は、予約時に「巡回不可」をチェックして頂けたらと思います。
これからもフローレンスは、「全ての家庭の両立を助ける、安心と感動の病児保育」を目指して、絶え間ない改善を続けていきます!
※病児保育のプロである「こどもレスキュー隊」に興味がある方向け説明会もやってます
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