駒崎 弘樹 公式ブログ
メディア掲載
アメリカで最も権威ある外交雑誌「フォーリン・アフェアーズ」に掲載頂きました
フランクリン・ローズヴェルト大統領やオバマ大統領。「文明の衝突」で著名なサミュエル・ハンチントンやキッシンジャー元国務長官等、歴史の教科書に出てくる方々が寄稿する、アメリカで最も権威ある外交・国際政治雑誌「フォーリン・アフェアーズ」(Foreign Affairs)に、変わりゆく日本とその一例としてのフローレンスの挑戦を掲載頂きました。
論文は、”Japan’s Change Generation”(日本の変革世代)と題し、失われた10年ですっかり経済力を失い、国際政治上も重要性を失った日本に、今前向きな変化が起きつつあることをポジティブに紹介して下さっています。
その冒頭で、「駒崎は政府の規制を無視して、20人以下の小規模保育を始めたのだった。そしてその取組が、日本の子育て支援の法律の改正に繋がり、全国で小規模保育ができるようになっていったのだった」とご紹介頂きました。非常にありがたいご紹介を頂き、背筋も伸びる思いです。
ちなみに、僕は高校の頃アメリカに1年留学しました。非営利団体のお陰で、経済環境が厳しい家庭で育った僕でも、安く行けたのです。そこで、日本人が1人もいない村で、僕は日本人としてのアイデンティティに目覚めました。外に出て、初めて日本の良さに気づき、真に日本に貢献したいと思ったのです。
あれから20年弱が過ぎ、仕事として日本の変革に携われるのは、本当に幸せです。
外国の人々にはいつも言います。
確かに日本は世界最速の少子高齢化というチャレンジを受けている。
しかし、私たちの後ろには、韓国やシンガポール等のアジア諸国がいるし、長期的には世界的に高齢化の波は来る。
その際に、我々の挑戦の軌跡は、必ずあなた方の役に立とう、と。
そう、私たちは後に人類を救う解決策を、今見つけようと必死になっているのだ。
そうした意味において、我々ほど面白い国は無いだろう、と。
人類の歴史の中で、日本は必ず一定の役割を果たせると思っています。
そして自分自身も、その日本の変化と挑戦の只中に居続けたい、と心より思います。
インタビュー等して下さった、カーネギー・カウンシル研究員のDevin Stewart さんに心より感謝を。
追記
本論文では、尊敬する渋沢健さんや小林りんさん、家入一真さんも登場します。