駒崎 弘樹 公式ブログ
ライフ・子育て
乙武さんがグリーンバード新宿を発足しました!!
友人の乙武洋匡さんが、グリーンバードの新宿チームを立ち上げたので、そのキックオフイベントに行ってきました。
グリーンバードは、街を綺麗にする清掃NPOで、ゴミ拾いと共に、「ポイ捨てする人がいなくなる」社会を目指して活動しています。曰く、「一度でもゴミ拾いに参加した人は、ポイ捨てをしなくなる」ということで、楽しく活動することで、どんどんボランティアを巻き込み、ポイ捨てという行為自体が街からなくなるようにしていこうということです。
そんなグリーンバードの新宿チームを、地元が新宿の乙武さんが立ち上げました。教師をされていく中で、教育というとどうしても学校でされるもの、という意識が親にも教師にもあったのだけれど、本当は家庭や地域も子ども達にとってはすごく大事で、子ども達を育む地域を何とか生み出していけまいか、という問題意識を持っていたそうです。
また、2人の子どもを持つ父として、地域社会に何か目に見える形で貢献したい、ということで、一歩踏み出されました。
キックオフイベントには、地元の町会長さんや早稲田大学生等が60人くらい集まり、2チームに分かれて戸山公園周辺を掃除し尽くします。なりゆきでグリーンバード新宿の立ち上げメンバーとなった僕も、トング片手に、果敢に吸い殻や空き缶など、ありがちなポイ捨てゴミをマッハでゴミ袋に入れていきます。
快調にゴミ拾いをしていた時に、部隊はある交差点にたどり着きました。植え込みがかなり長く広がっていて、植え込みの奥は人一人が入れるくらいのスペースが空いています。何とここが、ミニ不法投棄地点だったのです。
できたてグリーンバード新宿小隊は、のどかで楽しいゴミ拾いから、ドラクエで言ったらいきなりバラモスを相手にせざるを得なくなりました。「援軍を呼べ!」誰かが叫びます。拾っても拾っても、ゴミは無くなりません。みんなの疲労が濃くなりつつある時に誰かが、「あ、そこ、有名な心霊スポットみたいっすよ」と呟きます。
まじで。
勘弁してよ。確かに何か、ここだけ暗いし。相当テンションが下がったのは、言うまでもありません。
不法投棄されたゴミの腐海を全て掃除することは叶わず、あえなく撤退しました。と、そこで戦友達が、僕の足を見て何か言っています。
「駒さん、それ・・・」
スニーカーを見てみると、靴の裏に、う、う○こらしきものが付着しているではないですか。
まじで。
もう、このブルーな感じ、小学校以来です。一気に戦意喪失し、口数が減ったのは、言うまでもありません。
そんなこんなで、正に踏んだり蹴ったりのキックオフイベントでしたが、全体的にはとても楽しいものでした。
まちが綺麗になるのは気持ちが良いし、地域の人々や新たな仲間達と出会えるのも、非常に新鮮でした。
これからグリーンバード新宿は、地道にゴミ拾いをしながら、地域の人々の絆を繋ぐ役割を果たしていくと思われるので、僕もがっつりと貢献していきたいと思います。
興味のある方は、一緒にバンバン、ゴミ拾いましょう。心霊スポット以外で(笑