駒崎 弘樹 公式ブログ
事業ニュース
発達障害の4歳長男を母親が殺害した事件に、感じること
産経ニュース:発達障害の4歳の男の子を、殺害した母親http://on-msn.com/zPok9v
胸が痛すぎる。母親も大罪だが、母親に子どもを「殺させてしまう社会」だという認識を、我々は持たなければならない。
また、企業が従業員に長時間労働を強いることが、家庭から死人を出すことに繋がる可能性だってある、ということは、経営者やマネージャは特に強く認識しなくてはならないだろう。
そして、僕たち父親は、育児に参加せず、妻を放置することで、ここまで追いやることができてしまう。他人事ではなく、明日は我が身なのだ。
最後に、障害児家庭を支える仕組みが脆弱過ぎることが、このような悲劇に着実に繋がっているということを、保育関係者・政策担当者は忘れてはならないだろう。
障害受容を促し、障害があっても様々な助けによって、当たり前のように幸福に生きられる社会を、創りたい。
母親に遊んでもらっていると思いながら殺された男の子を、僕は決して忘れることはないだろう。