二回目の育休への意気込み
クリスマス・イブに第二子が産まれまして、そこから2月末まで育休を取ります。
経営者の育休ということで、二度目の挑戦になります。
僕自身、生まれたばかりの子どもと時間を共にしながら、出産で大きな負荷がかかった産後の妻をサポートしたい、という気持ちがあり育休を取ります。
しかしそれだけではありません。
激務の仕事(例えば経営者とか)だと、子育てにはあまり関われないし、育休も取れない。そういう「一般的なイメージ」をぶち壊したいからです。
一般的に忙しいとされる仕事でも、工夫次第で定時退社もできるし、育休も取れるし、子どもたちとも関われる。
我々は硬直的な働き方をしているだけでなく、硬直的な働き方を、固定されたイメージを持つことで「自ら創って」しまっています。そのイメージを打ち破るには、自らの働き方を変えられるよう、とにもかくにも創意と工夫を発揮することです。
我々日本人が硬直的な働きかたの殻を破り、「しなやかな働き方」を手に入れることで、多くの社会問題は解決します。
子どもや家族と関わる時間のないことで発生する、育児鬱、虐待、家庭崩壊。地域に関わる時間のないことで発生する、コミュニティの空洞化と無縁社会。投票や市民活動に関わる時間のないことで発生する、お任せ民主主義と政治の停滞。
救世主を待つのではなく、一人一人が主体的個人として屹立し、家庭や社会に対する責務を担う。その集合の先にある、良き社会というビジョン。そのビジョンを達成するために、我々は働き方を、そして働きかたへの固定的なイメージを変える必要があります。
経営者なのに2ヶ月経営から離れ、子育てに関わる。そうしたことが今は珍しい事かもしれません。しかし10年後、全く珍しいことではない社会を実現するために、今、僕は挑戦し、発信します。
蟻の一穴の向こうにある、変化を求めて。
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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