フローレンス、西友より寄付を受け、ひとり親100世帯に安価な病児保育を提供開始!
仕事と子育てを一手に引き受けるひとり親世帯では、子どもが熱を出しても両親交代で休むことができません。
いきおい、彼/彼女が何度も仕事を休む事になり、それゆえ雇い止めや失職のリスクと常に隣り合わせです。
懸命に働くひとり親世帯ですが、年平均で稼げるお金は197万円。子どもがいる両親世帯の平均稼動年収のおよそ3分の1しかありません。
なぜならひとり親家庭の半分は非正規雇用だから。その上、雇用保険に入っていて職を失っても失業保険がもらえる人は、そのうち更に半分です。
こうしたひとり親の厳しい経済環境は社会的に放置されていますが、これが何をもたらすのでしょうか。子どもの貧困です。現在、子どもの7人に1人は相対貧困ライン以下の生活をしており、そしてこの割合は増えています。
更に、貧困は社会的に「遺伝」します。なぜなら貧困状態にあると子どもへの教育投資ができず、十分な教育投資を受けられずに育った子どもは、低収入になりやすい、という負の連鎖が起きてしまうからです。
この問題を解決するために、私達フローレンスは、ひとり親世帯に安価な病児保育を、個人や企業の寄付を原資に提供します。そうすることで、子どもが熱を出しても休むことなく、仕事を継続し、失職や雇い止めのリスクを軽減できるためです。現に、「フローレンスに入会でき、その後頑張って働いたことで正社員になれた」という声もひとり親家庭から頂いています。
今回、西友様から頂いた寄付によって、2年間にわたって新たにのべ100世帯のひとり親世帯をサポートすることができるようになりなした。これによって、ひとり親個人だけでなく、のべ100人の子どもたちの生活を向上させることもできるでしょう。
こうした社会変革の機会を西友様から頂け、私達は心から感謝しています。
そして、今後も個人や企業から寄付を頂き、我が国のひとり親と子どもたちの生活環境を向上させていきたいと思います。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
※ひとり親寄付会員「ひとり親サポート隊員」のページ
http://www.florence.or.jp/corp/fr/index.html
※西友様はフローレンスだけでなく、NPOへの助成プログラムを開始されました。
詳細はこちら↓
http://www.seiyu.co.jp/social/
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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病児保育で困っている、サービスを希望するという方は、
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これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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