独断と偏見で評価する、統一地方選の候補者達（２３区編）
昨日港区議会議員選挙（４月２４日実施）について記事を書いたら「公職選挙法違反だ」というコメントをTwitterで頂きました。
まさに、あっと驚く為五郎です。候補者でもない、政党関係者でもない、単なるイチ民間人が憲法で保障されている思想・信条の自由に基づいて意思表明していることが、公選法違反なわけないです。
そしたら都知事選期間内で「石原はもうないだろ」と本音をtweetしていた人や、マック赤坂のYoutube政見放送をブログにあげて爆笑していた人も、みんな公選法違反で捕まるでしょうが。そんなわけないでしょう。もし何だったら僕を捕まえてもらってもOKです。これを機にネット選挙を無意味に禁じる公職選挙法が如何に馬鹿げた法律か、の世論惹起ができるのであれば、本望です。
例えば選挙と原発は地続きで繋がっています。我々がどういう暮らしを行っていくのか、によってどれくらいエネルギーが必要かが決まり、それによって発電方式も決まっていきます。福島で起きていることは、我々の決断の集積の結果ではないでしょうか。
というわけで、特に若年層の投票率を上げるべく、個人的に実績や政策を評価している地方議員を列挙します。
これを機に「そうか、立候補者なんてロクなやつがいないと思っていたけど、頑張っているやつもいるのか。」「意外と若手も出ているんだな」と思ってもらったり、「いやいや、HPを見てみたけど、その候補者の政策はイマイチだったよ。この候補者が良い」等と議論のきっかけになれば嬉しいです。
●世田谷区長選：
①保坂のぶと候補（５５歳）
・児童養護施設（昔で言うところの孤児院）について、取り組まれてこられた実績があります。児童養護のフィールドなんて、全く票に繋がらないのに、ライフワークとして取り組まれてきた姿勢に頭が下がります。
②すがややすこ候補（３６歳）
・待機児童対策にご関心があり、フローレンスの小規模保育等についても関心を深めていらっしゃいました。
・２３区区長は２２人が男性なので、女性がもうちょっと増えるべきかとも思います。
●世田谷区議会議員選挙：風間ゆたか候補（３７歳）
・チルドレンファーストを掲げ、子育て世代として待機児童問題に挑んでいらっしゃいます。
●中央区長選：小坂和輝候補（44歳）
・現職区長が日本一の多選首長（石原知事も顔負け６選）です。僕は４選以上の多選には組織硬直等の弊害が大きく、反対です。
・小児科医として病児保育に取り組んでこられている実績があります。
●渋谷区議会議員選挙
①鈴木けんぽう候補（３６歳）
・区議会のインターネット公開に賛同。最初から受け答えのセリフが決まっている、というのも多くの区民は知らないでしょうから。
②ハセベケン候補（３８歳）
・WEBが圧巻。特に「僕の理想の街」というビジョンの提示の仕方は、見ているこちらがワクワクさせられます。
・NPO法人グリーンバード代表として、町の清掃をされてきた、という実績もあります。
●江戸川区議会議員選挙：上田令子候補（４６歳）
・ムダな箱モノ公共事業をやめて、そこで浮いたお金を待機児童対策等に投資しよう、という政策を評価。
●文京区長選挙：成澤廣修区長（現職・４５歳）
・現役首長で初めて育児休暇を取得し、それが先例となり広島県知事や箕面市長等にも広がっていった功績を評価。
●豊島区議会議員選挙：永野ひろ子候補（３８歳）
・育児をしながら議員をされています。現役ママが男社会政治の世界にいることで、多様性が反映されます。
・子育て支援政策にライフワークとして取り組まれていることを評価
ここまで書いて、１３区網羅するのは膨大すぎることに気付きました・・・。断念。
あとは読者の皆さんの議論に委ねます。
いずれにせよ、僕の意見は単なる一つの個人的意見に過ぎないので、候補者のWEBにある政策を複合的にご覧になられて、貴重な一票を投じられることをお勧めします。
地方選挙、特に区市町村議会議員は、１０００票もあれば当選できちゃいます。場所によっては５００票とかでもOKです。皆さんの一票の重み、実は意外にも相当重いですよ。
というわけで・・・
投票に行こう！
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当記事はNPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹の個人的な著述です。
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