≪おしえて!園長先生シリーズ:vol.1≫ 働きやすい職場づくりに挑戦!かみおおさき園 横山麻由園長
◎「おうち保育園」ってどんな保育園?
「おしえて!園長先生シリーズ」では、日々現場にてよりよい保育を実現する園長先生に、
皆さんの知りたい「おうち保育園」のあんなこと、こんなことを、突撃インタビューするコーナーです。
記念すべき、第1回目となる今回は、2012年にオープンしたかみおおさき園の横山麻由園長に聞いてみました!
目黒駅周辺の閑静な住宅街にある、かみおおさき園。
園に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、部屋中に飾られている、先生たちの工夫が光る手作り装飾の数々。
「0歳児はおんぶや抱っこがほとんどなので、天井や壁の装飾をながめることが、子どもたちにとっての”あそび”になります。天井からモビールを吊るしたり、季節感を出したり。自分からおもちゃに手が伸ばせない0歳児にも楽しんでもらえるような装飾を心がけています」。
笑顔で出迎えてくれた横山園長は、お話しながらも、子どもたちに負けないくらいウキウキしているように見えました。
フローレンス入社前、大規模幼稚園で働いていた彼女は、30名以上の子どもたちを1人で担当。残業続きで長時間労働が続きました。「もっと子どもたちと向き合いたいのに・・・」。
そんなとき出会ったのが、フローレンスの病児保育でした。「1対1の手厚い保育」に惹かれ、フローレンスに入社。病児保育スタッフとして現場で経験を積んだ後、かみおおさき園の開園に携わりました。現在は、同園の園長として、よりよい保育を実現するために、日々、奮闘中です!
・園長として、どんな園づくりをお考えですか?
みんなにとって働きやすい職場を作りたいです。職場というのは、一日の大半を過ごす場所だから、スタッフにはストレス・フリーな状態で働いてもらいたいと思っています。スタッフの気持ちに余裕が生まれると、子どもたちともじっくり向きあって保育することができます。
・働きやすい職場をつくることで、スタッフにも、子どもたちにもいい環境が生まれるのですね。そのために何か工夫していることがあれば教えて下さい。
保育園の先生にとって大変なのは、長時間働く・お休みが取りにくい・残業があること、だと思います。かみおおさき園では、私が率先して休みや休憩を取るようにしています。
園長が休みや休憩を率先してとれば、他のスタッフも休みや休憩を取りや少なくなると思っています。上の人が休憩していれば、気兼ねなく休めますよね。だから、私は率先して取ってます。休むときは休んで、働くときは働く、というメリハリが大事だと思います。
また、残業を減らすために、毎日1日のスケジュールを立てています。優先してやることを決め、”何時に誰が何をやる”と決め、それを実行できるようにお互いに協力します。そうすることで、皆の負担が均等になり、誰かひとりがものすごく忙しい、という状況が減ります。
・残業をなくすために、スケジュール管理と作業の分担を徹底しているんですね。素晴らしいチームワークですね!何か秘訣はありますか?
若い先生も活躍できるように、風通しの良さを意識しています。思ったことが言えたり、いろんな経験を持つ人とも理解し合えるように、スタッフと1対1でお話することを大切にしています。新しい先生が入ってくるなど、メンバーが変わるたびに職場の空気も変わるのですが、どのメンバーになっても、いつも”最高のチームだな”って思ってもらえたら最高ですね。
園のために動く行動力、スタッフを巻き込む力、園児や保護者、スタッフを思いやる優しさが、とても魅力的な横山園長。
「おうち保育園で働いていて、本当に幸せなんです」と微笑む姿に、おうち保育園で働く充実感を感じました。