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フローレンスが新しい保育園を始めます!「指示命令しない」「子ども同士が話し合って決める」保育園のオープニング保育スタッフ募集!

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 フローレンスは、0歳から2歳を少人数で手厚く保育する「おうち保育園」を運営してきましたが、ある日利用者の親御さんにこう言われました。
 「3歳で卒園なんて悲しい。ずっとおうち保育園に通えたらいいのに。」
 そこで、3歳以降も預かれる認可園をつくり、おうち保育園卒園児はそこに通えるようになったら素敵だな、と思いました。
【新しい時代に必要な保育園って?】

 もし僕たちが3歳以降もお預かりする認可保育園をやるとしたら、どんな園が良いだろうか。よく考えました。
 それは、子どもたちに「どんな人になってほしいか」という問いに重なります。
 これから日本は超少子高齢社会で、課題先進国になる。そんな時に、どんな人が、社会から必要とされるのだろう。
 そして思いました。
 言われたことを言われたようにやる人ではなく、自分の頭で考え、試行錯誤してみることを怖れない人。
 ルールを守るだけではなく、ルールの意味を問い、新しいルールを創り出そうとする人。
 社会からどう果実を得ようか考える人ではなく、社会をどう良くできるか、楽しんで考えられる人。
 こうした人たちが、僕たちには必要だと思いました。
 一言で言ったら、「あるべき社会を構想し、その社会の創造に向かって貢献する人」です。
 平たい言葉を使うと「みんなのみらいをつくる」人です。そう、園の名前はそのまんま、「みんなのみらいをつくる保育園」です。


【それって具体的にはどんな保育?】

 そんな人になるために、どんな就学前教育(保育)が必要なんでしょう?
 自分の頭で徹底して考えてもらいたい。だから、保育士たちは、「これで遊んで」「ちゃんと食べよう」等と、指示はしません
 「どんな遊びがしたい?」「どうしたらこぼさないように食べられるかな?」と問いかける。そんな保育ができないか、と。
 お散歩は隣の公園。来月のイベントは七夕。こうしたことを保育士達が決めるのではなく、子ども達に話し合ってもらう。(こどもミーティング)
 そして決めたら、本当にやってみる。もしかしたら、お散歩場所がすごく遠くて、足が痛くなっちゃうかもしれません。でも、自分で決めたことだから、失敗しても、何かは学べます。
 保育士達は、質問のシャワーによって、そんな子ども達の意見を引き出すファシリテーターとなります。


【感情学習プログラム】

 みんなのみらいをつくるには、素敵なチームが必要。チームは人の集まり。人と関係をつくるには、人の気持ちを大切にする必要があります。
 人の気持ちを大切にするためには、自分の気持ちに耳を傾け、自分の気持ちを知ることが大切。
「あ、自分は怒っているんだ」
「本当は悲しいんだな」
 そうした気持ちに気づくための練習を、カードを使ってしていきます。「感情学習」です。
 自分の内なる声を知ることが、人の心と繋がる扉になっていきます。


【ちっちゃくて手厚い園】
 認可保育園の平均定員数は約100だけど、100人超えちゃったりすると、目が届きにくくなります。
 思いきって、半分近いサイズの54人。ちっちゃくて、一人一人の良いところを引き出せる、心の花を咲かせられる、そんな規模でやります。

【あなたを待っています】

 こんなちょっと変わった保育園。少し難しい言い方だと「シチズンシップ保育」を行う保育園を、来年4月に江東区東雲で立ち上げてみようと思います。
 マニュアルはないから、ちょっと大変だと思います。でも、だからこそやりがいはとってもあると思います。良い仲間たちもいます。一緒に、創っていけます。
 新しい時代の、新しい保育を創っていきたい人。ぜひご応募ください。お待ちしています。

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