病児保育の”こどもレスキュー隊員”(保育スタッフ)の宮沢祥子隊員を紹介します!
子どもと同じ目線にたち丁寧に向き合う保育を大事にする宮沢隊員。様々な職場を経て彼女がフローレンスでつかんだ初めての気持ちとは・・・・
商社の仕事から集団保育を経て、たどりついた”理想の一対一保育”
専門商社で仕事をしていましたが、本当にやりたい仕事はなんだろうと自問自答して「子ども」に関わる仕事をしたいという想いを強めました。
保育士の資格を通信で取得し、野外保育という形の集団保育に携わったこともあります。保育士が畑を作って子どもと収穫したり、森や原っぱなど自然の中でその季節にあった遊びを一緒に楽しむんです。春の七草を求めてその日一日を過ごしたこともありました。子どもには最高の環境。私の理想の保育がそこにはありました。
一方で、私は子どもと同じ目線に立ち丁寧に言葉がけをするということを大事にしてきましたが、集団保育ではひとり一人の子どもとそこまで向き合うことはできませんでした。だから、自ずと”一対一保育”へ気持ちが向かっていきました。
フローレンスの病児保育は一対一。お子さんに声がけをして、それに対してお子さんからから何らかの反応があって、そのやりとりの積み重ねがとても大切です。その子ひとりを丁寧にみてしっかり向き合うことが必要とされていると思います。
もっともっと、という その子の気持ちに寄り添う
今日も何か一つ教えてもらおうという気持ちでお子さんと向き合っています。たとえ小さなお子さんで言葉がでなくても「子どもってこうだよ」という私が初心に帰れるような何かを教えてくれると感じます。謙虚な気持ち、毎日新しい気持ちでいると新たな発見があると感じています。
お昼寝前には好きな絵本を自分で選んでもらい「一緒に読んだら寝ようね」と声をかけます。先を見通せる安心感と同時に、自分で選ぶということはその子にとっての楽しみにもなります。
絵本もリクエストがあれば何度も何度も同じものを読みます。大人と違い小さなお子さんは自分の中に取り込むのに時間を必要とします。絵本にかかわらず、様々なことを”もっともっと自分のものにしたい”というお子さんの気持ちを、頭ごなしにダメと言わずに聞き入れてあげたいという気持ちで接しています。
私らしくいられるフローレンスという職場
私にとってフローレンスは自分らしくいられる会社だと感じています。フローレンスという組織に属してはいますが、日頃の保育はお子さんと一対一ですから自分なりの保育観の中でお子さんと丁寧に向き合うことができます。
事務局も保育を通じて感じた率直な意見に耳を傾けてくれ、それを通じて事務局とも少しずつ関わりを持てるようになったことにもやりがいに感じます。
毎日の保育は個人プレーですが、お互いの関係は積み重ねれば積み重ねるほど信頼が増してくる。今まで色々な職場を経験してきましたが、フローレンスにきて続けるということが単純に苦ではなくなり、「ここでまだまだやれる、やりたい!」そんな気持ちに今まで働いてきて初めてなりました。
小さな頃のたった一日の記憶。その記憶が未来まで届くと信じて
私は、おとなしくて目立たなかった私なりの個性を認めて「やさしい子」だといってくれた、幼稚園の担任の先生がとても好きでした。実は、先日幼稚園の先生に久しぶりに年賀状を出し、保育の仕事をしていると書いたら「いい先生になってくださいね」とお返事をいただきました。
幼稚園や保育園の先生は忘れられてしまう、小さいころの記憶は忘れられるというけれど、そんなことはない。やっぱり子どもに何かしらの大きな影響を与える仕事だと思います。
私が携わる病児保育は、ほぼ一期一会。同じお子さんと二度と会わないこともあります。でも、たった一日でもお子さんの思い出に残ることはできると思います。
病気でしんどく辛い時に大事にしてもらえた、少しでも楽しく過ごせたという記憶はお子さんの中にじんわり残るのかな、と思うのです。
私自身にとってもお子さんと真摯に向き合う保育を積み重ねることで見えてくるものが絶対にあると信じています。そしてそれが「いい先生になってくださいね」と書いてくれた先生へのお返事になるのでは、と感じています。
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お子さんと同じ目線に立ち、一人ひとりのお子さんとしっかり向き合う保育を大切にする宮沢隊員。
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