駒崎 弘樹 公式ブログ
講演/イベント
先進国の不妊の苦悩と、発展途上国の貧困は交換可能なのか?「グローバル・ベイビー・ファクトリー」の公演お知らせ
僕の友人が、劇作家協会の優秀新人戯曲集に載りました。
彼は、僕がフローレンス始めた頃に、サラリーマンを辞めて劇団を立ち上げました。その頃から作品を作り続けてきて、ついに脚本が出版されるまでになりました。誇らしいです。
そして、今度の作品テーマは、「代理出産」。
インドまで取材に行って、実際に先進国で不妊に悩むカップルが、インドの代理母に出産を依頼するケースを調査してきました。
現地に行って見てきた現実をもとに、しかし決して重くなりすぎずに物語として現実を再構成していく手際はさすがです。
僕は脚本を読んだ後、とても良い意味でモヤモヤしてしまい、しばらく他のことが考えられませんでした。
演劇好きな方も、あまり見たことの無い方も、宜しければ足を運んでみて下さい。
きっと日常の向こうの、生命と倫理の狭間を覗けることでしょう。
【あらすじ】
37歳の砂子は、40歳に近づくにつれ、結婚していない自分に不安を抱くようになっていた。結婚しろ、子供を作れという家族からのプレッシャーもあり、お見合い結婚をするが、幸せな新婚生活も束の間、子宮に癌が見つかり、すぐに全摘出手術を受けることに。
子どもを産めない身体になった砂子が子どもを持つには、代理出産という方法しかなかった。インドにある外国人向け代理出産クリニックの存在を知った砂子は、その最後の手段に身を投じていくのだが・・・。
【作・演出】鈴木アツト
詳細は、こちらから!