来年から働き方を変えます
お世話になっているみなさんにご報告です。
2025年1月から、認定NPO法人フローレンスの社内マネジメントは現経営陣に完全に託し、限られた一部業務にのみ携わることにしたいと思っています。いわば、名実ともに会長職となります。
一方でフローレンスグループの、一般社団法人こども宅食応援団・医療法人社団マーガレットの理事長業務は引き続き行っていく予定です。
以下、背景と理由をお伝えします。
認定NPO法人フローレンスは、ミッションと業務の拡大によって、こども宅食応援団や医療法人(クリニック)等を立ち上げ、非営利法人グループとして運営して参りました。非営利法人に株式の概念がないため、株式によるガバナンスはできません。よって、創業者である駒崎が「グループ会長」として、3つの組織の経営を束ねてきました。
それと同時に、日々の意思決定などの経営実務も3つの団体全てで行っていました。グループ経営と個別の団体経営の両方をやっていた構造になります。
一方で、フローレンスグループは、医療的ケア児の支援や特別養子縁組、小児医療など、人の命に直結するようなインフラを担っています。そのため、経営の持続性と安定性は非常に重要なテーマとなりますが、駒崎への依存度が高まれば高まるほど、その持続性と安定性は損なわれてしまいます。
よって、会長としての私の仕事は、「自分がいなくても回る組織をつくる」になっていきます。
幸いにも、認定NPO法人フローレンスは予算規模が約40億円で社員数が約800人、日本最大級のNPO法人となり、優秀な経営チームをつくることもできました。私がいなくても、十分かそれ以上の質の意思決定ができるところまで来ました。
こうした自立性をここから一気に高めていくために、実質経営者である私が認定NPO法人フローレンス単体の経営の執行業務から事実上外れ、グループ全体の支援に特化していこうと思ったのです。
なお、審議会の参加等の政策提言活動等、一部の役割は引き続き担って参りますが、これまで自分の業務時間の8割近くを占めていた、経営執行業務は現経営陣に任せていきます。
友人・知人・お世話になったみなさんがフローレンスとお仕事をする時に、駒崎を見かけないな、ということもあろうかと思いますが、こうした役割の移行であることを、胸に留めて頂けたら、幸いです。
なお、グループの他2団体については規模もまだ小さくすぐにマネジメントを手放せる状態ではないのですが、次世代の経営チームを育て、いずれこちらも直接的なマネジメントは手渡していけたらと思っています。
私の役割自体は代わりますが、フローレンスグループはますます「こどもたちのために日本を変える」存在となっていきますので、引き続き応援とコラボレーションのほど、よろしくお願いします!!
*ここからは限定コンテンツで、超カジュアルに個人的な思いを語ります。