#赤ちゃん遺棄をゼロに フローレンスで「無料産院事業」を始めます!提携病院大募集!
6月1日から、フローレンスは、病院と提携して、精神的・経済的に苦しい妊婦さんを対象に、「無料産院事業」をスタートします!!
提携病院も大募集中なので、関心のある病院の方は、この記事を読んで是非ご連絡ください!
【産まれたその日に亡くなる赤ちゃん】
みなさん、日本の子どもの虐待死の半分が0歳児だってこと、ご存知ですか?
厚労省が集計を開始してからの18年間で※1、
虐待死した子どもの数は939人(心中以外)で、その約半分の455人が0歳児。
そして、その0歳児 虐待死455人のうち、4割の173人が0日児なんです。
つまり、産まれたその日に亡くなってるってこと。
悲しすぎる・・・
妊娠がわかった後、定期的に病院を受診し、病院・助産院等で出産していたら、こんなことにはならないですよね。
そう、生後0日遺棄・虐待死のほとんどが「未受診妊婦」なんです。
そして、未受診の理由は「経済的理由」が多い。
【妊娠から出産までお金がかかる】
まず、「妊娠したかも」となって、病院に行ったときに行われる「妊娠判定のための検査」は、9割超の自治体で助成対象外となっています※2。
病院での妊娠判定後、自治体の窓口に妊娠届けをすれば、母子健康手帳と共に、妊婦健診を公費の補助で受けられる受診券(または補助券)をもらえます。
受診券があれば、妊婦健診の自己負担は少なくて済みますが、それでも合計15万円程度かかると言われています(自治体や病院によって異なります)。
経済的に厳しければ、病院に行くのをためらってしまいますよね。
出産費用についても、出産育児一時金が50万円もらえますが、実際の出産費用には足りないことが殆どなので、自己負担が発生します。
【無料産院事業を開始します!】
そこで、6月1日から、フローレンスは、病院と提携して、経済的に苦しい妊婦さんを対象に、「無料産院事業」をスタートすることにしました。
妊娠してるのに、お金ないし、相談できる人もいないし・・・という方に、「お金がなくても大丈夫!安心して受診して!」って伝えたい。
困っている妊婦の方は、もちろん、経済的な問題だけじゃなく、様々な問題を抱えていることも多いです。
だけど、そもそも、未受診というのは、母子共にとても危険なんです。
未受診だと、感染症のリスクや胎児の発育・合併症の確認ができず、母子の命に関わります。
だから、まずは受診してほしい!
お金がないことで、受診を控え、2つの命も危うくさせるなんてあってはならないです。
【事業内容】
「無料産院」事業は、経済的・精神的に不安や困難を抱え医療機関を受診できず悩んでいる妊婦を対象にします。にんしん相談を受け付けるとともに、妊婦の受診・出産費用の自己負担分をフローレンスが代わりに支払い、医療機関を受診してもらうことで母子ともに危険な状態で出産に至ることを防ぎます。また、受診をきっかけに行政の支援につなげることで、赤ちゃん遺棄(虐待死)を防止します。
お金に困っている妊娠中期以降の妊婦さんを対象に、妊婦受診・出産にかかる自己負担分、全てフローレンスでお支払いします。
第一弾として、京都にある第二足立病院さん(https://www.dainiadachi.or.jp/)と提携します。
足立病院さんは、医療的ケア児など福祉にも、とても力を入れている病院で、京都の「子ども宅食プロジェクト」でもフローレンスと繋がりがあります。
【提携していただける病院、大募集!】
でも、京都だけでは、解決にはほど遠い・・・
全国に無料産院がないと意味がない!!!
そこで、予期せぬ妊娠にご理解頂けて、「フローレンスと提携していいよ」、「話くらい聞いてもいいよ!」という病院の方、大大大募集します!!!
提携にてご協力頂きたいことは主に、下記2つ(両方)です!
問い合わせ先:baby-info@florence.or.jp
メールの件名は「無料産院事業 提携先病院募集に関して」としてください。
既に、様々な病院で予期せぬ妊娠をされた妊婦さんを受け入れていらっしゃると思います。
私達と一緒に、「お金がなくても大丈夫だよ」とアナウンスすることで、より早い段階で受診してもらえるのではないかと考えています。
そうすれば、母子のリスクも軽減されます。また、費用面はフローレンスがお支払いします!
全国のご理解ある病院の方々!
是非、フローレンスと一緒に「赤ちゃんの遺棄・虐待死ゼロ」の社会を目指していきませんか?
本リリースについての詳細はこちら:
#赤ちゃん遺棄をゼロに 日本初!フローレンスが未受診妊婦を支援する「無料産院」事業をスタート ~全国化を目指し、第一弾として京都・第二足立病院と提携~
【赤ちゃんの遺棄・虐待死ゼロに!】
フローレンスが目指すのは、赤ちゃんの遺棄・虐待死をゼロにすること。
そのために、妊婦の受診・出産にかかる費用を無償化するべきと国に訴えています。
国も出産費用無償化の議論を始めつつありますが、そうこうしている間に命が失われていくのを見過ごせません。
少しでも早く、病院を受診してもらい、赤ちゃんの命を守れるように、フローレンスの無料産院事業を応援してください!!
※1 厚労省 子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第18次報告)
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/02.pdf
※2 株式会社 野村総合研究所「妊婦健康診査に係る費用負担等の実態に関する調査研究事業」(厚生労働省の令和4年度子ども・子育て支援推進調査研究事業費補助金)p.17
https://www.nri.com/jp/knowledge/report/lst/2023/mcs/social_security/0410_8