なぜ医療関係者・行政職員・議員を対象に特別養子縁組の勉強会をやるのか
本記事でご案内していた勉強会は新型コロナウイルス感染防止のため中止いたします。すでにお申込みいただいた方には事務局よりメールでご連絡をしておりますので、ご確認ください。
赤ちゃんの虐待死をゼロにするべく、赤ちゃん縁組事業を行っている駒崎です。
フローレンスでは、2016年の赤ちゃん縁組事業開始から、事業運営と並行し、この特別養子縁組という制度をより広く知ってもらうため、様々な取り組みを行ってきました。
▶日本財団主催『よ~しの日』への参加
https://engumi.florence.or.jp/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/2019/04/2299
▶養子縁組あっせん法についてのシンポジウム開催
https://engumi.florence.or.jp/news/2017/08/1494
【特別養子縁組という制度が、行政に、医療現場に、浸透していない】
しかし、まだまだ特別養子縁組が一般的で、世の中に浸透しているかといえば、答えはノーです。
実際にあっせん業務を行っていると、行政職員の方や医療関係者の方と連携しなければいけない場面がたくさん出てきます。
しかし、まだ特別養子縁組という制度が深く知られておらず、先方に戸惑われることもしばしばあるのです。
「特別養子縁組?いったいなんなの?」
「しかも民間がやってる?信用できない!」
と。
でも特別養子縁組のあっせん団体は、法に基づいて一定の基準が設けられ、許可制となりました。
我々フローレンスも、東京都から許可を得た団体の1つです。
https://engumi.florence.or.jp/news/2019/01/2125
なのに、それも伝わっていないのです。
より家庭養護への理解を広げ、社会全体で子どもたちの成長を支えていくためにできることはないだろうか。
そこで今回、フローレンスでは、特別養子縁組制度において民間あっせん団体の果たしている役割をご説明し、この制度を広く世の中に知っていただくための勉強会を実施することにしました。
【勉強会を通して知っていただきたいこと】
この勉強会開催への思いとしては、「まずは特別養子縁組について知ってもらいたい」。
これに尽きます。
変な制度ではなく、子どもが生涯に渡り、安定した家庭で特定の大人の愛情に包まれて育つために作られた公的な制度だということを。
何らかの事情で生みの親が育てることができない子どもを、育ての親に託し、子どもと育ての親は家庭裁判所の審判によって戸籍上も実の親子となることができるということを。
制度の中で民間あっせん団体が果たしている役割はどんなものなのかを。
特別養子縁組制度を、知って頂き、ぜひ特別養子縁組事業に取り組む自治体、理解ある医療機関、を増やしていきたいと思っています。
ご興味ある方は、ぜひ下記からお申し込み下さい。
―――――以下、勉強会詳細――――
主催:認定NPO法人フローレンス 赤ちゃん縁組事業部 https://engumi.florence.or.jp/
日時:2020年3月4日(水)18:00~19:30(開場は17:40~)
会場:認定NPO法人フローレンス 神保町オフィス3階
参加費:無料
内容(仮):
01.フローレンスのご紹介
02.社会的養護の現状
03.特別養子縁組制度について
04.民間あっせん団体の支援について
05.質疑応答
対象者:
・行政職員
・医療関係者
・各自治体議員
・そのほか支援に関わる方
申し込み:
以下のフォームよりお申し込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfOxw6UDf8mwhnomrnZlZnoLGjTg0J_jp9hWd8CpU5CoOPjPg/viewform
※今回の勉強会は、医療関係者・行政職員・自治体議員向けのものになります。ご自身が特別養子縁組を希望されている方にはご案内できませんのでご了承ください。